近藤 嶺 official blog

 少し前に、ここでくどいくらいに炊飯器やら洗濯機やら、送ってくださいなんて冗談で書いていましたが、それを読んでくださったテルミン奏者のY富さん(伏せ字でいいんでしょうか)が、なんとクイックモーニングSTという、コーヒーと目玉焼きとトーストが同時に作れる、途轍もないスグレモノをプレゼントしてくださいました。本当に感謝です。トーストを焼く熱を使って、上で目玉焼きを作るらしい。目玉焼き専用なのか、たこ焼きも焼けるのかどうなのか。コーヒーの立場はどうなのか。気になる使用感は、追々・・・お楽しみに。個人的に、もうすぐ誕生日なので嬉しいバースデープレゼントとなりました。ありがとうございます。

JRの「Suica」というカードを初めて使って超感動している僕は、やっぱり時代から3歩半くらい遅れているのでしょうか。いやー、あれはすごいです。

ちゃららららら〜ん♪

 新しいスタジオに注文してあったブラインドが届いた。取り付けが難しく一人で発狂したが、助けに来る人は誰もいなかった。  その後、とあるライブに遊びに行った。久しぶりに、歌モノの生ライブを聴いて、耳に刺激を受けた。誤解を恐れず極論を言ってしまうが、良い音楽というのは、良いメロディーなのであって(ジャンルにもよるけれど)本当に綺麗な旋律はピアノで弾こうとシンセで弾こうと、美しいのであります。歌で言えば、メロディと歌詞が本当に洗練されていれば、ギターやピアノの弾き語りでも十分なのだろうと。それでも「もう一度聞きたい」と思わせられる音楽、それが僕の考えるシンプルな良い音楽の定義です。

 偶然、交差点で自動車にバイクが衝突する事故に遭遇。弾けた車の破片が、僕の目の前をかすめていった。あの時僕が、脇にある美味しそうなお店に一瞬足を止めていなかったら、巻き込まれていたかもしれない、と思うと怖いですね。 幸い、死亡事故では無かった(と思う)ので良かった。次の日、交番の前を通った時、皮肉にも「昨日の交通事故死亡者0 負傷者231人」という掲示を見つけた。あの時バイクで転がり落ちていた彼も、この231人の中に入っているんだなぁ。と思うと、僕にとって結構衝撃的だったあの光景も、負傷者+1名とカウントされて数字で見せられるだけでただのデジタルな情報になってしまうんですね。新潟の地震報道でたまに感じる違和感に似たものかもしれない。 ただ数字だけ見て「かわいそうだねぇ」なんて言うのが、すごく無責任に思えてしまうのです。こういうときに、一人一人の想像力が問われるのだろうなぁ。

ソファベッドを買った。届くのが楽しみだ。

 自分のことを吐き出すと、相手も同じだけ吐き出してくれる。簡単なように思えて、これがなかなか、いつも表面的なものに囚われてしまって難しかったりする。でも今僕が一番心に留めていることです。  人と人とのつながりとか、音楽とか言葉とか、昔は当たり前のように気にしていなかったことが、今は何よりも大切に思えて、人の音楽を聴いても職業病っぽく分析ばっかりして涙を流すことなんて滅多に無かった僕が、最近は音楽や人からもらった言葉で、つーっと涙が流れることがある。そんな時は、一緒に他の何かも洗い流されてる。たぶん、そう思う。それくらい涙腺が弱いというか、感受性がいつもと違っている今日この頃です。  一方で、もともとすごくシビアで現実的な自分もいるんだけれども。たまにはこういうのも悪くない、かな。感覚をリセットできるから。

暑いなー暑いなーとつい先日まで猛暑を恨んでいたのに、もう寒くて冬眠したいです。秋の存在感薄すぎじゃないですか。というか、10月の存在感が薄すぎるのか。もう終わってしまうじゃないか!と叫んでみるくらいしか、書くことがありません。

 新潟の地震が気の毒すぎて、ニュースを直視できません。 この一週間は、個人的に印象に残る出来事が多すぎて、振り返ろうとすると頭の中が狂ったMIDIの様にループしてしまうので、しばらくは何も考えずに一つずつ目の前のことを片づけていこうと思う、秋雨の一日です。時間の密度はその都度変わる。それは、もちろん記憶の中で感じるものですが、音の様に疎密の波があるね。時間の疎、密、どちらも必要だけれども、ジェットコースターの様に変化されると、追いつけずに酔う。時間に酔う。被災地の方々も、まさに突然の災害で一日が鬼の様に長く感じられるのではないかと思いますが、どうか、頑張ってください…。

 先日書いたスタジオ移転の件で、新しい部屋に滞在してきた。今はがらんと何もないが、機材を入れたらどうなることやら。しかし環境はすばらしいです。  打ち合わせの後、とてもお世話になっている、音楽プロデューサーのH本さん、T中さん(伏せ字でいいのでしょうか…)のお二人とお酒をご一緒させていただいて、アドバイス、叱咤激励、人生における様々な刺激を頂きました。一升瓶はいちいち固い蓋を外さなければ注げないということを学びました。ただつい楽しく飲み過ぎて、ロレツの回らない生意気発言を連発していたような気がするような、しないような・・・。ああ、許してください。先日は、ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。  あれ、誰からも炊飯器が送られてきませんよー!冷蔵庫でも可!

 すごく久しぶりに友達に近況を聞こうと思って、携帯でメールなんかしてみました。すぐブルブルと返ってきたので、やけに返事が早いじゃん!と思ったら「宛先が存在しませんメールエラーfromDoCoMo」だった。素で凹んだ。一方でパソコンの迷惑メールは増えるばかりだ。くぅ!

 占い師のジュリアン・ライザーさんを通して知り合った、レストランウェディングのアテンダーという、人の人生を飾るお仕事をされている(僕は本当にそう思っている)優子さんが、主催するブログ「Journal」にて、近藤 嶺 studio Eternalを紹介してくださいました。素敵な紹介をどうもありがとうございます。こちらには、他にもカフェ紹介や、ふっと元気になれるような言葉がゆったりと更新されていますので、皆さんもぜひ覗いてみてくださいね。僕はカフェのグランドピアノが気になってしょうがないです。

 仕事関係の打ち合わせの後、愛すべき親友の誕生会へワインを持ってサプライズゲストっぽく登場しに行った。しかしながら、会場の家にたどり着くまでに迷い疲れ、そのせいでアメリカ人っぽく「サプラ〜イズ!(手を広げて)」とやるのを忘れました。人見知りで、初対面の人が多くて緊張していた僕をさりげなくフォローしてくれた皆さん、ありがとう。みんな最高に良い人達でした。あまりゆっくり話せたわけじゃないけど、わかります。仲間っていいね。最近、仕事であれ遊びであれ、人と人とのつながりの温かさ、大切さを実感する度に涙腺あたりが過剰反応する。かといって、オレオレ詐欺にひっかかりはしないけれども。同じ時間と空間を同じ気持ちで共有できることを、当たり前にしておきたくないなぁと。  誕生会ではゆっくり話せないままだったり、アドレスすら交換できない人もいたので、もしこれを読んでいたら、メールくださいね。  あと、特筆事項として、ヨン様を意識するのをもうやめにしました。

 免許証の更新に行った。無事故無違反なのに、来月、初回講習というものを受けなければならないらしい。一緒に済ませたかったなぁ。視力検査で、いきなり「。」←これくらいの難題を出されて泣きそうになった。なんとなく、上っぽかったが、裏をかいて右と言ったら当たっていた。

 気を付けないと、そろそろ冬眠の季節がやってくる。毛布が恋しい。 ハロゲンヒーターでも可。

 台風直撃の品川で傘を開いたら、一瞬でビニールが吹き飛んで柄だけになった。後ろの人達、笑いすぎ。アンテナの代わりに使えそうな風貌だったので、とりあえず柄は持ち帰った。

 現在、スタジオ移転計画がわりと急ピッチで進行中です。転居先で使えるステキな小物をプレゼントしたいあなたは、今すぐメールをくれると良いと思います。炊飯器でも可。

 美容院は苦手だけど、さすがに髪がのびすぎたので行ってきました。なんか緊張してしまうのです。でも今回はお世話になっている店長さんと適当にお話している間に、気がついたら終わっていたので、楽でした。 髪が短くなったので、メガネをかけてヨン様のフリをしてるが、誰も相手にしてくれない。たぶん、マフラーが無いせいだと思う。間違いない。

 とあるアレンジのバイオリン譜書きをした。こういうとき、スキルも信頼関係もあるプレイヤーさんに渡すものに、あまり変な細かい指示をし過ぎるのはどうなんだろうと、変に気を遣ってしまうんだけど、妙なところにこだわりを主張するのは、そういう僕のキャラクターだということで、どうかご理解頂きたいものです。

プチバカンス。田舎の人は、温かい。

 いかにも不健康そうに見える僕だが、意外に体はいつも元気なのである。その代わり、心の具合が悪くなる時がある。今日はそんな感じだったので、朝公園の散歩をしてみた。散歩は好きだ。こういう一見、仕事に悪影響がありそうな精神状態のときほど、逆に良い作編曲ができるのはなんでだろう。まぁ、モノを作るのには向いた性質なんだろう。

 うっかり飛び込んで気がついたらどこまでも真っ白の場所にいた。進んでも進んでも、滑って外に出られず、灼熱の真っ白い光が容赦なく降り注ぐ。あ、なんか下の方から良い曲が聞こえてきた。天国からのお迎えかしら。ああ、もう力が出ない。さようなら。  うちのスタジオの蛍光灯照明の中に入ったままくるくる走り回ったあげく、動かなくなった虫の気持ちを本気出して考えてみた。

 次回作に向けてスケッチを書きためている。こういう時は、無関係に見える物事が何かのインスピレーションにつながっていくので、ピアノやコンピュータに向かうだけではなく、哲学から新撰組まで適当に面白そうな本を読んだり、チキンを食べたりする。ハチの巣も退治する。ショットガン式の殺虫剤は効果抜群で、ハチ達が根こそぎボタボタ落ちてきて、気色悪かった。本当は一ヶ月くらい、辺境の地へ旅に出たいです。虫のいないところ。  9.11の悲劇から3年。11日に何か書こうと思ったが、言葉に悩んでいるうちに一週間過ぎてしまった。戦争反対って叫ぶのは簡単過ぎるけど、安易に(そして無責任に)書いて許されるような軽い話ではない気がするので、いつか落ち着いたら書きます。  エアコンのフィルターを掃除し忘れたまま使っていたせいか、咳が止まりません。みんな気を付けてね。肺にカビがはえるらしいよ。カビるんるんっていたなぁ。カビのくせになんでそんな幸せそうな名前なんだ!

 最近またMax/MSP(音楽、音響研究用のプログラミング環境)を勉強中。時間が空いたらMaxで遊ぶ。気晴らしにMax。3度の飯よりMax。思い立ったがMax。決してスーパーモンキーズではありません。悲しいかな未だに1パーセント程度も使いこなせていないが、今は、ひたすら病的にランダムな音程を出力し続けながら、それをリバーブやフィルター、ピッチシフトに並列に通して混ぜるという、自分で言っていてもよく意味がわからないパッチを、見様見真似で作ってみたりしている。ただこれが完成したところで使い道が全く見えてこないのが問題ではある。道は険しい。   地震はあるし、台風はやたら上陸するし、今年の夏は猛暑のわりに蝉があまり鳴かなかったし、何かの前触れのような気がする。

 音楽を作っている時に悲しいのは、その作業中は、他の自分が好きな音楽を聴くことができない、ということです。僕は最近びっくりするほど趣味の音楽鑑賞をしていません。かわりに勉強用や資料として聴く音楽が増える一方です。それはそれで良いことだとは思うけれど、聴き方が「この曲のキックの音がいい」とか「16小節目のコードがいい」とか「あー、やられた〜」とか、変な視点(?)で聴くようになってしまって、あまり純粋に音楽を楽しめないのが悲しいのです。唯一の解決法は、自分が聴きたい音楽を自分で作ることです。  それともう一つ、出来上がった曲を知らない人が初めて聴いた時の気分を、作者本人は絶対に味わうことができない。初めて聴いた時に「ああ、いい曲だ」って鳥肌が立ったり、「あー、つまんねー」と腹が立ったり、一番大事な第一印象を自分では感じ取れないのが悲しいのです。  解決法は・・・10年くらい経ってから聴いてみるとかね。でも、10年後に聴いたら恥ずかしさのあまり絶叫しながらスピーカーを持ち上げて街中をくるくる駆けめぐりそうなので、根本的解決にはならないなぁ。

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