近藤 嶺 official blog

2004年11月

 とあるCM向け音楽のアレンジの仕事を頂き、短期間且つ、簡単ではあったが、アーティストの方と2日間ほどコラボレーションをした。  コラボと言っても今回は事前にMP3などの資料をいただき、ある程度の形をこちらで作ってからあれこれ良くしていくという流れだったので、共同作業とまでは言えないかもしれないが、基本的に自己完結が多い僕の制作スタイルとは違い、何人かで一緒に作っていくのは、その時間そのものがとにかく楽しい。その楽しさは自然と音楽に表れるものだ。  昨年からのSonz-O氏とのコラボレーションも同じですね。特に、自分より音楽的に、人生においても先輩の方と一緒にそういう時間を共有できるということに感謝したいと思う。  例え30分であっても、吸収できることがあまりにも多い。それは、音大の教科書や作曲法の参考書には書いていないことばかりだ。これからこういう機会がもっと増えていくと思うので、楽しみだ。

 宗教的な信仰心とか固執的なオカルト思考には関心はなく、決して宗教上の理由で痩せているとか、マラソンが苦手だとか、ニンジンや猫が好きいうわけではないのだが、輪廻転生や魂の存在や死後の世界などは、本当にあると思っている。実際のところ本当にどうなのかは問題ではない。自分なりに考えてみてそう信じていると、それだけで物事に対する見方が大きく広がるので、固定観念に縛られるのはつまらないなと思っている。 それを宗教や思想として定義づけようとしてしまうと、途端につまらなくなったり、「うさんくさく」なったりする。だから、自分の中で不思議なものは不思議なままで、もやもやと考えているのが楽しい。最近は自分の前世を思い出そうと頑張っています。

 ハウルの城が動いていました。  内容は長くなるのでおいといて、どうも気になるのは、大きくバタバタと蝶の様にはばたいて飛んでいる飛行機の原理なのであります。あのデザインで飛ぶと、羽のあいだの本体部分が、羽ばたく度に空気抵抗で上下に激しく揺れるんじゃないか・・・。乗っている人達は気持ち悪くならないのかなぁと、心配になった。

 今、ある劇伴音楽を制作している。当然、劇伴というものには綺麗なメロディやわかりやすいリズムだけでなく、不気味な音や、不安・緊張などの演出も求められる。  ここで問題なのは、自分にとってとても怖いと感じる音を使ったトラックを作るとき、それを夜中に一人で作業していると、いちいち本気で怖くなってしまうことです。自分の作った曲で怖がっている。こんな22歳です。(くどい)

打ち合わせの帰りに迷子になりかけた。こんな22歳です。

 実は誕生日だったりする。今年はバタバタしていて、自分でも誕生日の実感がないまま過ごしていたのに、思いがけずいろんな人からお祝いメッセージなど頂いて、嬉しいサプライズの連続でした。本当にありがとう。  遊びに顔を出したとあるライブでは、ステージに上げられお祝いしていただきまして、これまた突然で焦ったが泣きそうになりました。焦りすぎて挙動不審ですみません。こんな22歳です。関係者の皆さん、どうもありがとうございました。  仕事でお世話になっている人生の先輩方、先生方、友人、家族と猫、そして僕の音楽を聴いてくださる全ての方へ、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも末永くよろしくお願いします。

前髪をおろすのは難しいですね。 更新した免許証の写真が、3年前より痩せていた。

 お友達の占い師、ジュリアン・ライザーさんと、以前紹介した「Journal」の優子さんと一緒に、飲みにいきました。ついでに新スタジオの機材用デスクの組み立てを手伝ってもらいました。感謝!

 少し前に、ここでくどいくらいに炊飯器やら洗濯機やら、送ってくださいなんて冗談で書いていましたが、それを読んでくださったテルミン奏者のY富さん(伏せ字でいいんでしょうか)が、なんとクイックモーニングSTという、コーヒーと目玉焼きとトーストが同時に作れる、途轍もないスグレモノをプレゼントしてくださいました。本当に感謝です。トーストを焼く熱を使って、上で目玉焼きを作るらしい。目玉焼き専用なのか、たこ焼きも焼けるのかどうなのか。コーヒーの立場はどうなのか。気になる使用感は、追々・・・お楽しみに。個人的に、もうすぐ誕生日なので嬉しいバースデープレゼントとなりました。ありがとうございます。

JRの「Suica」というカードを初めて使って超感動している僕は、やっぱり時代から3歩半くらい遅れているのでしょうか。いやー、あれはすごいです。

ちゃららららら〜ん♪

 新しいスタジオに注文してあったブラインドが届いた。取り付けが難しく一人で発狂したが、助けに来る人は誰もいなかった。  その後、とあるライブに遊びに行った。久しぶりに、歌モノの生ライブを聴いて、耳に刺激を受けた。誤解を恐れず極論を言ってしまうが、良い音楽というのは、良いメロディーなのであって(ジャンルにもよるけれど)本当に綺麗な旋律はピアノで弾こうとシンセで弾こうと、美しいのであります。歌で言えば、メロディと歌詞が本当に洗練されていれば、ギターやピアノの弾き語りでも十分なのだろうと。それでも「もう一度聞きたい」と思わせられる音楽、それが僕の考えるシンプルな良い音楽の定義です。

 偶然、交差点で自動車にバイクが衝突する事故に遭遇。弾けた車の破片が、僕の目の前をかすめていった。あの時僕が、脇にある美味しそうなお店に一瞬足を止めていなかったら、巻き込まれていたかもしれない、と思うと怖いですね。 幸い、死亡事故では無かった(と思う)ので良かった。次の日、交番の前を通った時、皮肉にも「昨日の交通事故死亡者0 負傷者231人」という掲示を見つけた。あの時バイクで転がり落ちていた彼も、この231人の中に入っているんだなぁ。と思うと、僕にとって結構衝撃的だったあの光景も、負傷者+1名とカウントされて数字で見せられるだけでただのデジタルな情報になってしまうんですね。新潟の地震報道でたまに感じる違和感に似たものかもしれない。 ただ数字だけ見て「かわいそうだねぇ」なんて言うのが、すごく無責任に思えてしまうのです。こういうときに、一人一人の想像力が問われるのだろうなぁ。

ソファベッドを買った。届くのが楽しみだ。

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