近藤 嶺 official blog

2008年10月

都内某所、僕がいつもお世話になっているスタジオの近くに
テレビでもよく紹介されている、有名なカレー屋さんがあります。

かれー











なんと店内、電車や汽車の切符や看板だらけ。
そして、頼んだカレーが、ミニSLに乗って席まで運ばれてくる・・・という、
あまりにも不思議なお店です。
で、ここの前を通るたびに2年近く気にはなっていたのですが・・・
エンジニアさんに誘われ、レコーディングの合間に行ってみました。
予想を超える、不思議な店でした。

味は、なんというか家庭の味、という感じでしょうか。
「超特急・辛さ50倍」のカレーっていうのがあってね、
程よく辛いのが食べたかったので、本当は「特急」か「急行」くらいが良かったんだけど、
外の食券機に出てなかったから、仕方なく「超特急」を買ったんですよ。
中で変えてもらえばいいかな、と。
で、おばちゃんに「辛過ぎないのが良いです」って言ったら、
「じゃあなんで超特急買ったの!」「なんでなの!?」ってすごい怒られた(笑)
カレー以外のところでお腹一杯になりました。

レコーディング後、チェロの翔子ちゃんがオケで演奏するということで、
ジャパンアカデミーフィルの定期演奏会を聴きに杉並へ。
曲はブルックナーのシンフォニー7番で、
今年僕が聴いたオケの中では、一番大編成になるかなぁ。
優秀な若手奏者中心のオケらしく、若々しい音でとても気持ちよかったです。
個人的にブルックナーは、ワーグナーの延長、自然派ワーグナー(?)程度の認識で
真面目に聴いたことがなかったので、勉強になりました。
曲が長いけど。
楽章の切れ間でうっかり拍手しちゃう人の気持ちも、わからなくもない。

やっとテレビを買うことにしたので、
今度オケのDVDでも集めようかなと思います。何がいいかな。

というわけで、週末は今成佳奈コンサートのアレンジとキーボードで
大分へ出張してきました。
今年は、何故だか、いろいろと九州づいております。

おおいた2










ステージピアノ。
今回僕が生ピを弾いたのは1曲で、あとはキーボード。

おおいた3











僕の位置はストリングス隊の後方なので、
普段は見ることのない、弦楽器奏者の後ろ姿を眺めながらの共演です。
本番中に写真撮っていたわけじゃないよ?

おおいた1












初日の、食事会(すでに打ち上げムード)では新鮮なお刺身が。
本番前日の夜ですが、皆さんぐいぐい飲む飲む。
でも本番には全く影響しないあたり、さすがプロ!

バンドやストリングスの皆さん、ベテランの方ばかりで
大変勉強をさせていただきました。
ありがとうございました!
仲良くなってきた頃に、帰ることになってしまって残念です。

飛行機で東京へ戻り、そのまま別の仕事のレコーディングへ。
今日はこれから、ギター録りがあります。

眠いよー。

雨の日の猫はとことん眠いそうです。

ごろう











昨日は、先月終わった仕事の打ち上げ兼、反省会があり、
美味しい焼き肉を思う存分に吸収してきました。
いまの時期に食べておかないとね・・・
冬眠に備えないといけないのでね。

で、早くも来年の仕事や計画の話も出てきました。
いろいろ楽しみであります。
しかし、世の中はじわじわと年末モードに近づいているのだなぁ。
はっやいなぁ・・・
もうクリスマス向けのディスプレイのお店もありますね。
みんな気が早いよ。まだ10月!

いま、橋本知事が高校生を泣かしたってニュースやってたけれど、
あれは、橋本さんの言っていることの方が正しいなぁと思いました。
義務教育が終わった時点で、常に自己責任を背負って生きて行かなきゃいけないって、
どれだけの高校生が自覚しているのでしょうね。

明日から今成佳奈さんコンサートのサポートで
大分出張です。
暇な時間が多そうなので、本を大量に持っていきます。
重いっての。

曲を書くとき、一番最初にとっかかりになって、
作曲者にとって、音楽全体を支えている要素が何かしらあります。
ハーモニーとか、楽器とか。リズムとか。
それを土台に、メロディや構成がバーッとイメージされていきます。
でも、出来上がったものが、必ずしもその要素に特徴のある音楽になるとは限らないので、
それは、作った人間にしかわからないことです。

それで悩ましいのが、楽曲の全体像がほぼ見えてきた段階で、
その「発想の柱になっていた要素」に変更を加えないといけない時です。
自分がその要素を掴みきれていなかったり、
誰かからの要望であったり、大人の事情であったり・・・様々な理由で。
よくある話。

でも客観的に聴いていたら、ただの1つの和音やリズムであっても
作った立場としては、その1つが変わってしまうと、
全体のバランスが崩れて気持ち悪〜いわけですよ。
なんとかしたい。

そういう時に「いっそ全部捨てて、ゼロから新しく作り直した方がいいんじゃないか」と
思い始めてしまうと、もう、大変です。
思い切って捨ててしまうか、諦めずに試行錯誤してみるか・・・
モヤモヤ・・・
締め切り前だったりすると、さらにモヤモヤ・・・
腑に落ちている場合は、そんな考えは出てこないから、
大体、新しく作り直した方が、良いものができるんだけどね。
捨てる勇気は大事だね。
”感性”っていうのは、そこの判断力というか
見極められる尺度のことなのかもしれません。
磨きたいです。

でも、これでいいのだ!と開き直ってみたら、
最終的にはうまくような場合もあるから、わからんなぁ。
音楽に限った話じゃないですね。
僕の周りのクリエイターの皆さん、
みんなそういう葛藤と戦っているのでしょうね。
何にしても、妥協しないということでしょうか。

この前、博多で買ってきた明太子で明太パスタを作りました。
大量の海苔のせいで、あまり美味しくなさそうなのが残念!

めんたい

すらいむ











自宅のスタジオの一角に、なかなか大きいスライムさんが現れました。
この熱い視線を感じながら曲を作っています。

スライムって、英語で「どろどろ、ねばねば、ぬるぬるしたもの」という意味らしい。
見た感じプルルンとして気持ちよさそうですが、
実は、ネバネバなんでしょうか・・・。ヌメっとしているんでしょうか・・・。
いやだな。

秋だねぇ。

き












昨日、サントリーホールへ「ジャズピアノ6連弾」というコンサートを聴きに行きました。
出演が佐山雅弘、小原孝、国府弘子、塩谷哲、島健、山下洋輔、という、
豪華ジャズピアニストの共演でした。
ステージで6台のグランドピアノが一斉に演奏されるなんてことは、
滅多にお目にかかれないので、とても面白かった。
それぞれの個性のぶつかり合いも楽しめました。

スティーブ・ライヒの作品で、ピアノサーカスが演奏していた「6台のピアノ」
という曲があって大好きなんだけど、
ミニマルミュージックでそういうアプローチはありますが、
ジャズでは聴いたことないですね。まあ、普通に考えたら。
言わずもがな、演奏技術も音楽性もとても素晴らしかったのだけど、
音響だけ若干気になりました。
どんなに緻密にアレンジしていても、スタイルは“ジャズ”なので、
分厚い音響の中にアドリブ要素が加わると、
どうしても「もわわ〜ん」とした飽和した響きになってしまうんですね。
しかも、6台のピアノの弦がそれぞれ共鳴もしますしね。
サントリーホールがオーケストラのために設計されているせいもあるのかなぁ。

調律とか大変だろうなー・・・

ちなみに僕が6台のピアノのために曲を書くなら、
やっぱりミニマル寄りになる気がする。


はるのさいてん











注文していたストラヴィンスキー「春の祭典」のスコアが届いた。
この変拍子は、演奏者のことを考えているのでしょうか・・・
海外スコアのせいか、ところどころ印刷が歪んで譜面が波打ってます。
疲れで、ついに視界がおかしくなったかと思ったよ!

びすけと











巨峰のリキュールと、ビスケット(?)のリキュールです。
ビスケットはかなり甘いです。アイスにかけたりすると良いかも。

テンピュールの枕を買いました。
これでやっと肩こりから少しは解放されるかなぁ。
まくらは大事ですねぇ〜。

書くべき曲が溜まっております。
がんばります。

ひこうき











今月末にある今成佳奈コンサートのリハーサルで、福岡へ。
到着後すぐスタジオ入り、一泊だけでしかも雨だったので、
街を歩くことすらできず・・・
でも帰りは快晴でした。台風と一緒に上陸?と心配していましたが、奇跡。

とりあえず、明太子はたくさん買ってきたのですが、
賞味期限のこととか何も考えずに適当に買ってきたので、
しばらく毎食明太子になりそうです。


ふくおか











今回はピアノではなくてキーボードがメインなのです。慣れません・・・。
リハではDX-7で別の音源を鳴らしていました。
僕の世代は、DX-7ブームの世代よりももっと後だと思うのですが、
幼稚園くらいの頃だったか、当時通っていた音楽教室の発表会で
どこかのホールでDX-7を弾かせてもらった覚えがあります。
今思うとすごい、贅沢だと思うんですけど。
ちゃんとした”シンセサイザー”を触ったのは、たぶんその時が初めてでしょうか。

初代DX-7は1983年発売なので、ほぼ僕と同い年ですね。
リハで弾いたのはフロッピーがついていたから、もう少し新しいモデルなのでしょう。
詳しいことはわかりません。

いま大ブームの「初音ミク」の、デザインのモデルにもなっていますね。

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