ちょっと更新頻度が落ち気味でした。ごめんなさい。って言っても、誰もこのコーナーをそれほど期待して覗いていないと思うけれど。いや、それはちょっと寂しいのでやっぱり期待して毎日覗いてね。最近風が強くて髪がバリバリになりますね。

 この前ある場所で、“某有名大学について皆さんどう思いますか?”みたいな問いがあって、ほとんどの方が「すごい」とか「尊敬する」とか「頭がいい」とか答えていました。僕はどうも、こういう発想が全然理解できないみたいで、何がすごいのだろう?と疑問に感じてしまいます。ひねくれた考えで言っているのではないんですが。確かに、一流(と言われる)学校に入るには、難関な入試をクリアするために猛勉強しないといけないから、それはすごいことだと思うけれど、受験勉強なんて、ある意味ひたすら暗記して覚えて、コツをつかんで繰り返せば、誰でもクリア出来るものじゃない? 勉強なんて、時間をかければ誰だってできると思うのです。だから、それで一流(と言われる)学校に入ったからって、すごいことではあるけれど、別にそれ自体が「頭がいい」と尊敬するほどのことではないだろう、と思ってしまうんですね。(別に、受験で努力する人を否定してるわけではないです、念のため。)日本の大学が、「入るのは難しいけど出るのは簡単」なシステムだから、余計にそう思えるかもしれない。でも、僕のこの考えはどうも珍しいらしい。

 「いい大学」に入るために勉強して、その後は安心して適当なことしてる人間より、パッとしないような(こういう言い方すると誤解されそうだなぁ)大学行ってても、自分が本当に勉強したいことを真剣に追求し続けてる人間の方が、よほどかっこいいし、僕は尊敬します。自分の目標のために、行きたい学校のために努力して、入ってからも卒業してからもそれを忘れない人を、尊敬します。だから、僕は知り合った人が中卒であろうと一流大学卒であろうと、それ自体にはなんの興味もありません。その代わり、その人が今まで何を学んできて、いま人として「何ができるのか」というアビリティーに関心があります。だって、それが一番大切なことでしょう。本当の「学歴」っていうのは“学校歴”ではなくて“学問歴”、ということです。でも、僕のこの考えはどうも珍しいらしい。

 ちょっと偉そうな発言に捉えられそうだけど、そういう意味で自分自身ももっと勉強していきたいことがたくさんあります、ということです。(うまく謙虚にまとめたつもり。)どうしてこんなことを書いたかと言うとね、何度も言うように、この考え方が圧倒的にマイノリティーだから。不思議だなぁ。