よく「作曲って難しそうですね」みたいなことを言われるけれど、実際に作曲で一番大変なのは、メロディやハーモニーを発想することではなくて、浮かんだものを選択していく作業なんじゃないかなと、曲作りの度に感じます。実際のところ、良いメロディや綺麗なハーモニーは、いくらでも浮かんでくるんです。何十通り、何百通りでも。この段階では、産みの苦しみはほとんど無い。適当にピアノを弾いていたら即興で良い曲が出来ていた、なんてこともよくあります。
でも、即興で弾いたものを、きちんと楽譜にしようとする段階になると、途端に苦しくなる。つまり、「音楽」として完成させるためには、たくさん生まれてきたものの中から一つを選んで、隅々まで確定していかなければなりません。(ジョンケージの偶然性の音楽とか、ああいうのは別として。)それがいろいろと悩む作業なのです。どちらかというと、産みの苦しみというより、選ぶ苦しみという感じ。選ぶ楽しみ、かもしれないけれど。
ものを作っている人は、きっと共感してくれるんじゃないかなぁ。
でも、即興で弾いたものを、きちんと楽譜にしようとする段階になると、途端に苦しくなる。つまり、「音楽」として完成させるためには、たくさん生まれてきたものの中から一つを選んで、隅々まで確定していかなければなりません。(ジョンケージの偶然性の音楽とか、ああいうのは別として。)それがいろいろと悩む作業なのです。どちらかというと、産みの苦しみというより、選ぶ苦しみという感じ。選ぶ楽しみ、かもしれないけれど。
ものを作っている人は、きっと共感してくれるんじゃないかなぁ。
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