近藤 嶺 official blog

カテゴリ: 音楽

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12月20日発売のPlayStation 4 / Nintendo Switch / Xbox One / Steam ソフト
「鬼武者」(CAPCOM)の音楽を担当しました。

リードコンポーザー(Lead Composer)
 近藤 嶺 Rei Kondoh

コンポーザー(Composer)
 小林 翔 Sho Kobayashi 
 望月 景介 Keisuke Mochizuki

PlayStation 4 / Nintendo Switch/ Xbox One  2018年12月20日発売
Steam  2019年1月16日 発売予定

 『鬼武者』プロモーション映像
 『鬼武者』プロモーション映像2(ゲームBGM Ver.)

「鬼武者 幻魔封印箱」(パッケージ)
「イーカプコン限定 鬼武者 COMPLETE EDITION」(パッケージ)には
サウンドトラックCD「鬼武者 破魔之響」が同梱されます。

最新ハードで蘇る傑作「鬼武者」の世界をぜひお楽しみください!

Rei Kondoh composed music for “Onimusha: Warlords”
(PlayStation 4, Xbox One, Nintendo Switch and Steam).

On Sale December 20, 2018(Japan) / January 15, 2019(Worldwide)

 Onimusha: Warlords 

先週は僕の地元、岡崎の岡崎私立幼稚園PTA連絡協議会さまにお声かけ頂き、
シビックセンターコロネットで行われた総会にて、演奏してまいりました。

コロネットは比較的新しいホールで、今回初めてこちらで演奏したのですが
ピアノの響きもとても気持ち良く、リハでは時間を忘れて弾いていました。
ぜひソロコンサートなども企画できればと思っています。

主催の皆様、ホール関係者の皆様には大変細やかなお気遣いを頂きまして
お陰様で楽しく演奏することができ、ご好評をいただきました。
ありがとうございました!

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リハーサル中。思っていたよりホールの残響が大きかったので
ピアノのアレンジと弾き方を工夫しているところです。


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本番中。 

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頂いたお花。鮮やかですね。

プログラムは、ソロアルバム曲や、携わった作品の中から
親子や子ども達をテーマにした曲など中心に。


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こちらは久しぶりに再会した、モズク・リプニツカヤさんです。
思いっきり警戒されています。
 
・・・と思いきや、この顔です。

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このツンデレめっ!

他にも岡崎帰省の恒例(?)となっております、猫の写真とか、猫の写真などありますが、
それはまた次回に。

SNSで二人の友人とやりとりしていた音楽の話。
会話としてはとっ散らかったものなので、おかしな箇所もあると思いますが
これが全体的に興味深い内容だったので覚え書きを兼ねてまとめてみます。
お名前以外、原文お母さん(原文ママ)です。

クオリアの話まで広がっていきそうなテーマで、面白いんですよね。


【N.Aさん】
携帯音楽プレーヤーで音楽を聴く時イコライザーを入れるか、入れないか。
スピーカーとインナーイヤーじゃ音の存在感も違うし。
容量のために圧縮かけると音が劣化してしまう。
仕方ないから、イコライザーをかけたい気がするけれど、
プリセットの設定じゃ結局ろくな音にならない。
圧縮しなければいいけれど、携帯するからには妥協もしなければならない。
制作者の望む音っていったい? 悩ましい。ご意見ください。

【K.Fさん】
私は入れません。何か嘘っぽいよね。

【REI】
ロスレス圧縮をおすすめします。
制作者の意図通りの音で聴くことは厳密にはできないですから、
EQで聴いて気持ちが良いように調整できるならすれば良いと思います。
ただ、音楽のジャンルにもよりますね。

山下達郎さんはラジオでレコードやCDの音源を流す際に、
ProToolsを使ってオンエア向けの音質になるよう
全て自分でマスタリングしなおしていたそうです。
最終的にはそれしかないですよ、N.Aさん!

【N.A】
K.Fさん、前に聞いた通りですね。
それで、しばらくノンイコライザーできたのですが、
やはり、空気感、リズム隊の存在感など物足りなくて。

今はあまり見なくなりましたがステレオカセット、
モノラルラジカセ、コンポ、インナーイヤー、あまりに違いすぎて、
制作者なんて、あって、ないようなもの。と言っては言い過ぎかもしれません。
音楽のあり方、聞き方、接し方が全く違います。
やはりイコライザーをかけ、好きなように聞く方が良さそうです。
ロスレス圧縮かなり技術が高まっていることに期待。
以前、非圧縮サウンドをウォークマンで聞いて、
やっていたのですが、容量不足で諦めました。
マイミックスも、贅沢、高価なものと諦めましたが、随分個人でも可能になってきました。
あとは、それを要求するレベルの作品せいさくです、REI君。

【K.F】
N.Aさんは自分の聴きたい音にしたい、
REIさんは自分の聴かせたい音にしたい、
私はありのままの音を聴きたい、ということなのかな。

【N.A】
良い音とは?何か。難しいですね。きっかけは、K.Fさんの一言です。

クラシック、生音系の音楽は、一度空気に触れた音で、ホールの聴く場所にもよりますが、
正解らしき音があります。しかし、レコーディングを目的とした音作りでは、
はじめから電子的に記録されて空気を振るわせるのは人間の耳に届く時に再構築される。
このレコーディング目的の音の再生は制作側の意図を理解しにくい。
どうすれば制作者の糸を組むことができるのか。
それを見つけることによって、音楽が再生、本当の意味で生き返る、いや、生まれる気がします。
制作の環境と再生の環境は異なります。
インナーイヤーにノンイコライザーは理想であっても、正しいか。
制作時の音響環境を取り戻すことが、手に入れられればと考えています。

富田さんのイーハトーヴ・シンフォニー、
ミクオペラのThe Endももう少し生きた音が聴こえないかと思っています。

【REI】
例えば、フラットな特性のスタジオモニターや、
音楽制作用のモニターヘッドフォンで音楽聴くと、
制作者の細かい意図は見えやすいです。
逆に、そのタイプのモニターは聴いていて一番疲れやすいですよ。
制作者の環境=気持ちが良い音、とも限らないのが難しく、面白いところ。
イヤホンは、そこそこ高価なものでもデフォルメされた音質のものが多いという印象です。

制作視点だと(限定された用途向けの場合は除いて)複数のモニター環境でチェックして
平均的なところで仕上げる、というのは定番です。
僕は、外のスタジオで仕上げる時に自宅のオーディオテクニカのヘッドフォンを持っていって、
最終チェックはそれでしています。
これで何年も色々な音源を聴いているので、他の環境で鳴らした時にどうなるか
という予想がしやすいからです。
そのヘッドフォンが優れている、というより慣れなんですよね。

聴き手としてはある基準を自分の中にもっておいて、
イヤホンや圧縮で音が変わった時にはEQや脳内で補正していく、しかないような気もします。
というか、そこが聴き手側に委ねられている音楽の楽しみ、ということかもしれません。
脳に直接ケーブルを繋げて、音声データを再生する時代がくるまでは。

続きを読む

先週は鋭意続行中の曲書きのほかに、久しぶりにお世話になっている方にゆっくりお会いするなど
色々と濃い一週間でした。
週末には地元岡崎へ帰郷。そのわけは・・・
 
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僕が通っていて、25年以上経った今でもずっと温かい応援を頂いている岡崎市の愛隣幼稚園。
その創立100周年記念式典がホールでありまして、ピアノコンサートをさせて頂きました。
100年という長く重い歴史の節目に演奏できる機会を頂けて大変光栄です。
ソロアルバムや最近の曲、10年くらい前に幼稚園のために書いた曲などを8曲ほど演奏しました。
温かい雰囲気のおかげで、弾いていて楽しかったです。

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こちらはリハーサル中。この日は暖かい陽気で助かりました。
せっかく買ったカイロを持ってくるのを忘れてしまったのです。

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本番前の楽屋にて。
ありがとうございました。

今回は一泊二日。終わってからすぐ東京に戻ったので、
相変わらずばたばたとしていましたが・・・
他にもネタがあるので(どれもくだらないのですが)また第二弾で書きたいと思います。

そういうわけで、

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ヤギと、

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もずく、です。
1年前にあんなにアイドル顔負けの愛想を振りまいていたもずくですが
どうやら思春期に入ったそうで(?)少々ツンツンしておりました。
しめじ、めかぶも、なかなか懐いてくれません。
だいなごん、ちどりに至っては、ほとんど顔を見せてくれませんでした・・・
一泊じゃ仕方ないですかね。二日目は少し警戒が解けていましたけど。
わけがわからなかったらすみません、食材ではなくて猫の話です。

早くも年末に向けてバタバタとしてきました。
今年も毎年恒例の「気がついたら年が明けてる」現象が発動しそうな気配です。
慌てず焦らず消化していかなくては。

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少し前ですが、映画『スティーブ・ジョブズ』を観に行ってきましたよ。
役者さんが、モデルとなった実在の人物達にそっくりでいいですね。
ドキュメンタリーを見ているよう。 
僕はアップルとジョブズ氏に纏わるエピソードが大好きです。
別に僕がWindowsの使い方がさっぱりわからないから、というわけではない。 
自分がリスペクトする人物を3人挙げろと言われたら、
迷わずスティーブ・ジョブズを入れたいくらい、
彼の生き方や、物作りに対する揺るがぬ信念や美学には心を打たれるのです。
作曲や音楽作りに通じるものがあるんですよね。


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さて、「ダンボール戦機ウォーズ LBXバトルサントラ」発売となりました。
「ダンボール戦機」シリーズは、その世界観の中で
比較的自由に音楽を作らせて頂いている作品。
ウォーズでは「戦争」が全体的なテーマになり舞台も一新されたので、
前作、前々作では敢えて避けてきたハードなサウンドや、
少し大人びたテイストを盛り込みました。
これまでと比べて、重量感のあるミリタリーな世界観を感じて頂けるのではないでしょうか。

制作当初、新しい展開に合わせて、根っこの部分は引き継ぎつつ、
前作まで使用してきたダンボール戦機の主要なテーマフレーズを一度封印しました。
でもやっぱり、LBXの物語はバンとヒロ達の活躍からウォーズに至るまで
色々な想いが繋がっているよね、と僕は思うので
要所要所で前作までのフレーズを使っています。
例えば『虚しき交戦の中で』の中盤に遠くで聞こえるオブリガートや
『戦勝の先へ』のサビではバン君のLBXのテーマが鳴っていたり、
『Proxy War』『決戦、変革の境界にて』の裏メロで
『希望と絶望の狭間で』のモチーフが微かに顔を出したり・・・
内容に関わる細かい話は控えますが、そんなところも楽しんで頂けたら嬉しいですね。

(ちなみにこれは演出サイドの総意や作品のオフィシャルな意図ではなく
 ただの近藤の個人的犯行ですのであしからず)

あ、あと・・・今作ではありませんが、
一作目の「ミソラ商店街」の曲の伴奏部分は、ミとソとラが軸になっています。
ほんの一部の方だけ気づいてくれます(笑)
細かすぎて伝わらない小ネタですみません。

先週末は、とあるご縁がある愛知県西尾の福地中学校で

僕の仕事の話や作曲の話や、自分の未来を切り拓くことをテーマに

教育講演会をさせていただきました。

僕の恩師が校長先生をされているのです。
 

ライブと違い、トーク中心(しかも世代が違う)なので

楽しみと同時に、どんな展開になるのか予想できないままで臨んだのですが

いざやってみると90分の枠では全然時間が足りないくらいでした。

伝えたいことは山のようにあり、

後になって「あ!これも話せば良かったな」と思いつくこともあったりして。
 

それにしても生徒の皆さん、思った以上にしっかりしていて

熱心な眼差しと溢れる個性、時には鋭い質問も飛びだしたりして、

僕自身もとても勉強になりました。人と人との対話は難しくも面白い。

温かい環境に包まれて、彼らがこれからどんな未来へと羽ばたいていくのか楽しみです。

校長先生をはじめ、先生方にはたくさんのお心遣いを頂きありがとうございました。
 


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ピアノで、オリジナル曲数曲と、生徒の皆さんへ送るメッセージ&中学校のイメージで

即興演奏を行いました。その一瞬だけ、二度と再現できない1曲です。



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終了後の食事は懐かしの給食で!

毎日栄養を考えたご飯をしっかり食べられる給食って羨ましいですね。

子供の頃はそんなこと考えず、小食なので残してばかりでしたが…



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ついでに実家のもずくです。


曲書きが立て込んでいて、残念ながらこの日は日帰りのため

猫との戯れは数分の出来事でございました。

急に寒くなりましたね。衣替えのタイミングを逃しました。

今週あったオケ録りでは「イナズマイレブン」シリーズ作曲の
光田康典さん、亀岡夏海さんとご一緒させて頂きました。
素晴らしい演奏で、手応えはバッチリ。スコアも幸せでしょう。
まだ最後の仕上げは残っていますが、完成が楽しみです。
お二人をはじめ、ご助力くださった演奏者の皆様、エンジニアさん、スタッフの皆様
ありがとうございました。

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ここ1週間ちょっと、いろいろバタバタとお祭り態勢が続いていましたが、
頭を切り換えて通常営業(?)に戻らなくては。
部屋を片付けたら、作曲するぞ、作曲するぞ。
来週は健康診断の結果を聞きにいくぞ! 

僕の20代を共に過ごしてきたレバ刺しがついに・・・。

これも、そろそろ新しいフェイズを意識しなさいということなのでしょうか。

こんにゃくじゃダメなんだよ!


最近は、とある作品のための音楽のサラウンドトラックダウンが続いていました。

曲数も多く、数日間スタジオに通っての作業でしたが

監督や制作スタッフの皆さんと顔を合わせて

作品をよりよくするために時間を共有できるのは、楽しく幸せなことです。

いろいろシステムはあるにしろ、結局何かを作っているのは“人”でしかないので、

顔が見えないより見えるほうが、必ず良いものが生まれます。

誰かに曲を演奏してもらう時も同じですね。


あの人にこのフレーズを弾いてもらおう、

あの人にこのアイデアをぶつけて驚かせてみよう、

あの人の言ってることよくわからんけど、頭の中のイメージどうなってるんだろう・・・

あの人の言ってるよくわからんことに、音楽で応えられるようもがいてみよう・・・


そういう思惑が、大きな原動力につながっています。

そういう思惑が渦巻くほど、創造的な現場になるような気がします。


残念ながらいつもそれが叶うわけではありませんが

そんな幸せな仕事に、この先たくさん出会っていきたいものです。



これからの季節と締め切りに備えて機材のメンテ中。

節電とか原発問題とか・・・個人的に思うところは多々あれど

機材に囲まれ、空調に頼らないと死んでしまう環境で音楽を作っている以上、

みんな節電しましょう!とか偉そうなことは言えません。ほんとすみません。

でも去年より機材の省エネ化に励んでおります。

いつか、森の中でピアノ一台で食べていけるようになったら(?)そうします。

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今月はとても密度が濃い。そして時間の流れが速い速い。

先週、某作品のための弦のレコーディングがありました。

ダビングなど多めで非常にタイトなスケジュールだったにも関わらず、

素晴らしい演奏をしてくださいました。感謝です。

関係者の皆さんもありがとうございました。

ディレクションする時は耳に神経を集中させて、“粗探し”をするのが大抵なのですが

演奏の雰囲気が良すぎて、たまに“1リスナー”として気持ち良く
音に浸ってしまう瞬間もあるのです。幸せな一時です。


また別の話ですが、ずっと曲を書いていた仕事が一つ一段落ついたので

たまには自分へのご褒美として奮発して何か買い物しようかと思ったんですが・・・

これといって欲しいものが思いつかないので、仕方なく部屋の掃除をして終了。

もともと新しいもの好きなはずなのに、最近は物欲が控えめです。

別に贅沢してるわけではないんですね。

今あるもので十分、っていうエコな発想になりつつあるのかな。

しいて言えば、iPhone4Sにしようかなーってところなのだけど

いろいろと面倒くさすぎて考えたくないですね。
 


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写真は近くのラーメン屋さんで食べた、「スープ焼きそば」。

ラーメンの中に、薄いソース味の焼きそばが入っていて、
チャーシューとか乗っているイメージです。

かなりの変化球なので、微妙だろうなと思って食べてみたら

これがなかなか香ばしい風味があって美味しかった。

んー、でもなんか言葉で説明できない味なんだよなあ。
それだけに印象深い。
食もアートも、言葉で説明できないものは印象に残るよね。

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某作品のオーケストラ録りが終了。詳細はまだ言えません。
毎回、一曲目のリハーサルで弦の音を聴くとゾワゾワっとくるものがあります。
そして「ああ、苦労して曲書いてよかったな…」と思う瞬間。
ブラスもハイトーン多めにも関わらず、見事な演奏をして頂きました。
皆さん楽曲のために親身に力を尽くしてくださり、本当に感謝です。勉強になりました。
トラックダウンも無事に終え、想像以上の良い仕上がりに。 
お届けできるのは来年になると思いますが、ご期待ください。

差し障りないように小さい画像ですが
雰囲気伝わりますでしょうか。 

終わって一息、といきたいところですが・・・
まだまだいろいろ曲を書かなければいけないので、この辺で。
うーん、秋もあっという間に過ぎそうだな。

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ああ、またまた更新が空いてしまった。
相変わらず暑いですね。
暑中お見舞い申し上げます。

スタジオに置いていた小さいテレビを、やむなく地デジ対応に買い換えました。
作曲中はテレビの音を消しているので、
地デジで字幕を出せるのが思った以上にありがたいです。
無駄な出費だと腹を立てていたけれど、よしとしよう。


この頃、部屋に籠もってずっと作曲の毎日なので
なかなか季節感が感じられなかったのですが、
たまに(?)外に出てみると想像以上に“真夏”なのでびっくりしてしまいます。
秋にオケ録りをするようなプロジェクトがいくつかあって、
いまその準備で曲書きに追われています。
お盆休みは関係ございません。
一段落つく頃には、夏が終わっていることでしょう。
去年もこんなだったな・・・
秋が好きだからちょうどいいか。 


最近、自分にとって新しい曲作りの方法をとっています。
これまでは自分のイメージを一気に完成系にしたい気持ちが強くて
わりと一曲ずつ、順番に仕上げていたのですが、
数十曲分のスケッチを先に作ってしまってから
後で細部を作り込んでいくやり方です。
この方法だと、作品全体の音楽モチーフや緩急のバランスを考えやすくて、
効果的ですね。
 

ところで先月、音楽を担当させて頂きました
「戦国BASARA CHRONICLE HEROES」サウンドトラックが発売になりました。
CDには楽曲ごとの作曲者が記載されていませんので
近藤提供曲はこちらをご覧ください。

2,始まりの終わり
3,終の住み処を求めて
4,準備の刻
7,紡ぐ絆
8,慟哭
10,合戦見分
13,炉火純青
18,両雄の思ひ
19,溢れる躍動
21,刮目・正義道
23,蹂躙侵紅
24,太平の世を見
25,平和の胎動
26,CHRONICLE HEROES

久しぶりの更新なので、他にも話題があったような気がしますが
また思い出したら書いてみます。

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都内某所で担当作のサントラのマスタリングがありました。
今回は見学という感じでしたが、外のスタジオで立ち会わせて頂くのはちょっと久しぶり。
自分で書いた曲は、当然作曲からトラックダウンまで何十回、何百回と飽きるほど聴いています。
でも、マスタリングは一番自分の曲が客観的に聴けるので、
そこで新しい発見や反省もあったりして、これもまた面白い。
何より作曲家の立場で言えば当然 、最後の最後まで自分で見届けてチェックするべきなので、
立ち会えるのは有り難いし、こうあるべきだとも思います。
とは言っても今日は良い感じで、何も僕が言うようなことありませんでした。


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先日、ヤマハ音楽振興会の方にお会いしに目黒へ。
僕は小さい時からずっとヤマハの音楽教室やレッスンを受けて育ったのですが、
その時お世話になり、応援してくださった先生に10年以上ぶりにお会いしました。
いろいろと情報交換をさせて頂きました。
ご縁が途切れないことに感謝しなくては。


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ついでに近くの大鳥神社でお参り。
最近なぜか、神社を見かけるとお参りしています。 
気持ちが引き締まります。

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「24」ファイナルシーズンに未だ手を出せずにいる今日この頃です。

ウィーンフィルの来日公演を聴きにいきました。

アンドリス・ネルソンス指揮。アンリ・トマジのトロンボーンコンチェルトなどの
ユニークな選曲も良かったですが、メインプログラムのドヴォルザーク「新世界より」が
特に最高でした。あんなドヴォルザークは初めてです。
若い指揮者のダイナミックさもありながら、品格と透明感と調和に溢れていました。
鳥肌が立って涙が出ました。
わりといつも、仕事柄なのか、音楽の構造を聴いてしまう癖のせいで
素直に音に浸れないことが多いのですが
そんなことすっかり忘れましたね。
うーん、僕の語彙の無さでは感動をうまく表現できないのが残念です。
物心つく前から、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをいつもテレビで見ていて
これまでも生演奏聴きたかったのにチケットを逃しっぱなしだったので
聴きに行けてよかったな。来年もまた来日してくれたら聴きたい。
できたらそのうち、ニューイヤーコンサートも聴きにいきたいです。

そんな演奏を聴いてしまったので、シンフォニーを書きたくなりました。
たまにはのんびりと書いてみようかなあ。 
もちろん、仕事とは別でね。

写真はホールのバーで飲んだワインです。
日本でホールの中にドリンクコーナーを作ったのは、サントリーホールが初だそうですね。

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バタバタしてしまったため、久しぶりの更新です。
先週はとあるプロジェクトのオーケストラレコーディングでした。
大編成で曲数も多く、準備も録りも非常にタイトなスケジュールで
直前までは変な汗かきっぱなしだったのですが、
初日の弦の録りの時、一曲目の音を聴いた瞬間
疲れや不安が全部吹き飛びました。
本当に素晴らしい演奏で、作曲家になって良かったな、
苦労してスコア書いて良かったな、と本気で幸せを感じられた瞬間でした。
そして、いろいろと勉強させて頂きました。
ベテランの方々の神がかった仕事ぶりは、見ているだけで刺激的です。
演奏者、スタッフ、エンジニアの皆さん、ありがとうございます。

そしてトラックダウンも終わり、ちょっと一息つきました。
詳細は書けませんが、皆さんのお耳に届くのは来年になってからでしょうか。お楽しみに!

一息ついたと言ってもまだ一山越えただけで、新たにやることも控えているのですが
気持ちを新たに頑張りたいと思います。


Wiiのドクターマリオが面白いです。
小学生くらいの頃、ずっとやっていた懐かしゲーム。
中学受験の前日もやり続けていたという・・・
しかしレベル20のHiをクリアしても、木の上でたそがれるバイ菌達が出てきません。
あれがよかったのになぁ・・・残念。

先週、あるコンベンションライブを聴かせて頂く機会がありました。
三組の有名な作曲家、演奏家の方が出演していて
そのお三方の方向性というか、ポリシーのようなものが
それぞれ違っていて面白かったです。
一人は若々しさのあるシンプルな音楽、一人はとても技巧的で密度の濃い音楽、
もう一人はシンプルで素直だけど、技術も伴った深淵な音楽という印象でした。

どれも素晴らしいのですが、作り手目線で考えるとやっぱり三つ目が一番難しい。
自分の中に浮かんだものを素直にそのままさらけ出すのは、それなりに勇気がいるもので
ついテクニックで飾り立てたり、必要以上に捻ってしまったりしがちです。
単純であることへの恐れというか、
クリエイターは、多かれ少なかれ皆そういう強迫観念を抱えているような気がします。
かといって、形だけシンプルなものを作っても駄目なんですよね。それは媚びているだけで。
晩年になるほどシンプルな作品を残している作曲家も多いし、
年齢を重ねて、いろいろなアプローチを経験してこそたどり着ける境地はあるんだろうな、
・・・などと改めて考えさせられた今日この頃。

僕も、自分の中でうまくバランスをとりたいなぁとは常々思うのですが、
結局は、自分がやりたいことを素直に表現することが一番ということなのでしょう。
ほとんどの場合、考えすぎて作ったものは上手くいかず、
何も考えずに作ったものが良い感じ、なのです。

なので僕はこの先も、何も考えずに生きていきたいと、しみじみ思うのです(?)
あと30年くらいしたら少しは達観できるかなあ。

ウィーンフィルの東京公演のチケット、無理かと思ったら買えました。しかも良い席。
楽しみだなあ。

明日はレコーディングです。

一週間ってあっという間ですね。

作曲の合間に、レコーディングで使い終わった譜面などを整理しています。
演奏者の方に渡したパート譜は、録音後にスタジオに置いていかれることが多いので
回収したあとに、持ち帰ることもあります。
どういう書き込みがされているか、というのを眺めてみるのも面白いんですね。
演奏者目線での「あのフレーズの表現はこうやって書き込むのか」というような発見や
各々の解釈や個性が伝わってきて、なかなか勉強になります。

譜面といえば。新しく楽譜作成ソフト、Sibeliusを導入。
これまで使っていたFinaleも慣れているので継続して使っていますが
Sibeliusのインターフェースの方がシンプルなので
サクッと作曲のスケッチ段階から使うのに向いている感じ。
業界での評判が良いのも納得です。
何より、フォントや音符が美しい。
ただの我が儘なのですが、作曲中に視界に入るものは
できる限り整然と綺麗であって欲しいのです。気が散るじゃないか。

これまではスコアの清書をする時に譜面ソフトを使っていましたが
作曲段階では手書きでした。
たぶん、今のところまだ手書きが一番速いのですが
編成の大きな曲を後から直したり、アイデアをいろいろ試してみたり・・・という作業が
何十曲分も増えてくると、どうしても煩雑になってしまうんですね。
五線紙がバラバラっと飛んでいったりして。
アイデアのストックという意味でも、データベース的にまとめておけるので
便利でしょうね。

そんなわけで、ちょっと制作スタイルそのものを徐々に移行していこうかな、
と頑張ってみています。
でも、手順を考えずにパッと使えるようにならないと、意味がないんだよなぁ。
もらった五線紙もまだたくさんあるしなあ・・・。

わ











テノリオンが急に欲しくなってしまい、困っています。
でもiPadでできるようになるかな?
iPad、セカンドモデルが出たら買いたいです。
しかし、それまで我慢できるでしょうか・・・

先日、某ゲーム関係のレコーディングで、弦楽器や和楽器などを録音しました。
和楽器はこれまで何回かご一緒させて頂いているソガワさん。
久しぶりの、篠笛と尺八の渋い生演奏に痺れました。

写真は尺八です。左のものが標準の一尺八寸(尺八という呼び名の由来ですね)
右のものは、ちょっと珍しい二尺二寸の管だそうです。
管の長さによって出せる音域と指使いが違うので
曲ごと、フレーズごとに、一番演奏しやすい(良い音が鳴る)楽器に持ち替えるんですね。
篠笛も同じです。
普段西洋楽器や電子楽器に慣れていることもあり
微妙なピッチの揺らぎや、楽器の特性など
毎回勉強させて頂いております。

他の楽器もどれも良い感じに録れました。演奏者の皆さんありがとうございます。
仕上げが楽しみ。

最近は書き仕事が溜まっていて、
ちょっとした打ち上げでもウーロン茶で我慢の日々です。うー。

らじかせ











このラジカセ、僕が中学一年生くらいの頃に買った(買ってもらった)、
SonyのZS-70という機種です。
音質に癖はあるのですが、実は今まで楽曲の再生確認用に現役で使用してました。
何の違和感も疑いも無しに、ずっと使っていたんですよね。
95年製なので、15年も前。そもそも今はラジカセって言葉が死語になりつつありますが!
この時期の、こういう無駄にゴージャスなラジカセを、俗に“バブルラジカセ”というらしい。
確かにデザインも、光ってる感じも、バブリーな匂いがあるような・・・
ということは、うちにある音楽機材で一番古株になるんですね。

思えば中学生時代に、8cmCDシングルを買ってカセットテープにダビングしたり、
自分の作った曲をテープに録音したり、
勉強しながらラジオを聴いたり・・・という懐かし恥ずかしな思い出は、
全部このラジカセと共にあったのです。
これは一つの原点なのだなぁと、感慨深いものがあります。
なんて、ちょっとオジサンめいた事を書いてしまいました。

ところが残念。近頃は自分で本格的なミックスをすることも増えてきたので、
そろそろこの古いラジカセには引退してもらい、
新しいチェックモニターに置き換えることにしました。
見た目もちょっと主張しすぎで部屋に合いません。
でも愛着あって処分するには名残惜しいので、困ってしまいます・・・。
今までありがとう!!本当にありがとう!

今日は、自宅スタジオ用に注文していた吸音材が届きました。
こんな感じで、最近は制作の合間で、ちょっとずつ環境改善をしてみています。

ほーる













昨日はホールをお借りしてオケ曲数曲のレコーディングでした。
スタジオの定番の録り方と違う、少し特殊な手法で作り上げるプロジェクトだったので、
準備段階からスタッフ全員、大変な思いをしていたのですが
無事に全て録ることができました。
無事にとはいっても、多かれ少なかれ予想外のハプニングは必ずあるものです。
今回は特に、優秀な演奏者の皆さんと頼れるエンジニア、
サポートスタッフの方々に、沢山助けて頂きました。心から感謝します。ありがとう。

写真は(たぶん)リハーサル中の様子です。
凄くいい音でした。ずーっと振っていたかったです。

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こちらは、先週末行った自由が丘の焼き肉屋さんの、牛刺しです。
牛刺しよりレバ刺しが絶品だったのですが、写真をとり忘れた。
カルビを頼んだら、一切れが異常に大きな塊で出てきて、男気を感じました。
そういう生き方をしたいと思います(意味不明)

早いもので、もうすぐ12月。
今年は一気に駆け抜けた一年だったような気がしますね。
もう世の中クリスマスムードみたいで。
気が早いような、そうでもないような・・・
今年は年末まで作曲仕事が詰まってきたので、
きっとクリスマスも年末年始も、普段と変わらず過ぎていきそうです。


つりー














東京オペラシティのツリーです。
ちょうど外国人の小さい子が遊んでいて、絵になっていました。

つりー










こっちは渋谷セルリアンタワーのツリーです。

ひるず














こちらは昼間に用事があって行った、表参道ヒルズのツリー(?)です。
夜はもっと綺麗なんでしょうねぇ・・・。
あまりオシャレスポットには詳しくないので、よくわかりません・・・。


べよ











話は変わって、「Bayonetta(ベヨネッタ)」のサントラです。
五枚組って凄いなぁ・・・
サンプルを1セット頂いているそうなのですが、
それは事務所のライブラリ用に保管されることになったので、
個人的に、自分用に1つ買ってきました。
方々探しても売り切れが多くて、なかなか手に入らなかったです。
あ・・・僕が買ったせいで、売り切れになっていたらごめんなさい・・・

実際に曲を書いていたのは1年くらい前なので、
もう僕の中では懐かしい感覚さえあるプロジェクトなのですが、
こうしてサントラCDなどを手にすると、
改めて、ああ終わったんだなぁという想いと
また一つ思い出深い作品に関わらせて頂けた感謝の気持ちでいっぱいです。

来年も、とてもやり甲斐のあるプロジェクトのお話を沢山頂いているので、
刺激的な音楽をどんどん作っていきたいと思います。

一昨日のレコーディングの様子です。
場所は自由が丘のスタジオ。周りにはお洒落なお店がたくさんあります。
用意したのは某ゲーム関係のテーマ曲で、二管ベースのフルオケ+シンセ編成。
シンセパートと生のアンサンブルを同期して録るために、
いろいろ工夫が必要になるのですが、
今回は新しい方法の実験もしながら作りあげていきました。
毎回、面白い発見がたくさんあります。
この日のうちにTDまで終え、良い感じに仕上がりました。
近いうちに、皆様のお耳にお届けできると思います。

とり1










リハーサル中。

とり2










録音中。

とり3










考え中。
頭から出ているのは、マイクスタンドなのであって、
チョンマゲを生やしているのではありません。

らくがき










休憩中にスタッフ間で開催された落書き大会では、
楽器を擬人化した怪しいキャラが次々に誕生し、
「のだめカンタービレ」的な感じのマルチメディア展開が大いに期待されます。

演奏者の皆さん、スタジオスタッフの皆さんありがとうございました。

むぎさん











昨日東京に戻り、今日は、作曲担当している某戦国ゲームの新曲のレコーディングへ。
本日は和楽器を収録しました。
先月、別のプロジェクトでお世話になった篠笛と尺八のソガワさんにお願いしました。
仕上がりはとても良い感じで、最初のイメージを上回る仕上がりになりそうです。
ありがとうございました。
明日は弦楽器とホルンを録り、TDです。どうなることやら!
なんていっても、信頼できるエンジニアさんと演奏者の皆さんなので、
良くなることはもうわかっているので、気が楽といえば楽なんですけどね。
楽しみです。

洗濯物を干したまま出かけまして、残念な結果になりました。

写真はレコーディングとはなんの関係も無い、夏バテ中のムギです。

今日は朝からクラクラしていたのですが、
内臓系の食べ物をご馳走になり、回復しました!!明日もがんばります。

おぺらしてぃ












初台のオペラシティまで東京シティフィルの定演を聴きにいきました。
プログラムは、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」「マ・メール・ロワ」
ドビュッシーの「牧神〜」、ムソルグスキー「展覧会の絵」などなど。
見事に僕の好きな曲を集まっている奇跡的なラインナップです。
特に、亡き王女のためのパヴァーヌは10代半ばの頃に初めて聴いて以来、
ずっと大好きな曲で、ポケットスコアを持ち歩きすぎて無くしてしまったくらいなのです・・・
曲もいいけどタイトルも良い。
久しぶりに生で聴けて感慨深かったです。
G管のホルンって演奏難しいんでしょうか。
あとマ・メール・ロワもやっぱり良いですね。
あんな曲を書きたいなあ。

というわけで、いてもたってもいられず
この日作っていたオケの曲を帰ってから編曲しなおしました。
結果オーライです。

蝉が鳴きはじめましたね!

あじさい












近所の紫陽花です。

あるプロジェクトのために短い楽曲を書いていて、
一つの曲に対して、スケッチを30個ほど用意して厳選するという、
僕にとっては珍しい方法をとってみたりしました。
たくさんの候補の中から、時には関係者を交えてのオーディションをするわけです。
2〜3バージョンのデモの中から選定するのは、どんな現場でもよくある話ですが、
これだけ数があるのは珍しいほうかも。

こうなってくると当然、選ぶ作業の方が書く作業より大変です。
どれも間違っていないけど、正解があるわけでもない。
まぁ、全員が満足できるもの、というのが正解とも言えますが。
つくづく、作曲は産みの苦しみではなくて、選択の苦しみなのだと感じます。
人のイメージには際限がないから、フレーズはいくらでも作れても、
それを客観的にジャッジするのは簡単ではないんですよねぇ。
偉大な作曲家は、この判断が絶対にブレないのでしょう。

ふと一瞬、音楽の良しあしが測定器で数値化されたら、
どんなに楽だろう!なんて考えてみました。
ドラえもんの「雨男晴男メーター」のように。
どのメロディにしようか悩んだ時は、これ一本。
良い音楽度をすぐに測定してくれます。

・・・うーん、あまりにも味気ないなぁ。

ろーたり











なかなか書けなくてゴメンナサイ。

今週前半は地元の岡崎へ一瞬、帰っていました。
岡崎城南ロータリークラブさまよりゲストとしてお呼びいただき、
ミニコンサートを行いました。

故郷での演奏は、肩の力も自然と抜けるせいかとてもやりやすいです。
ライブ的なイベントは久しぶり。
とても温かい応援を頂き、感謝の一日でした。

この日はMacで打ち込みを流しながら演奏する予定でしたが、
当日になってMacが不調で、音楽ソフトが立ち上がらない、音が出ない、
というトラブル発生。
本番では、予備で用意していた、Macを使わないソロピアノ用セットリストで演奏しました。
結果的には当初の予定に比べて全体のまとまりが良く、新発見もありました。
もう5年以上、趣味とライブで大活躍してくれたPowerBook。
買い替え時を前に、最期に身を犠牲にして(?)良い仕事をしてくれました。


むぎさん











写真は、トイレットペーパーフォルダになってしまったムギです。

そうそう、近藤嶺オフィシャルサイトのデザインがリニューアルしました。
何か不具合など見つかったら、教えてくださいね。

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